それはヤケッパチからはじまった
スタント広告とは、テレビなどのメディアが浸透する前の時代に、例えば人ごみに裸の人間が現れて
「○○の商品はすごいぞー」とか、とにかくインパクトのみを(それも奇抜な手段で)追求した広告方法である。
これを現代に発展させたのが「不味い!もう一杯」のキャッチフレーズで知られた青汁のコマーシャルである。
看板でも「日本一マズいラーメン」などと謳ったものがよく見られる。
本来スタント広告は、知名度のない企業が一か八かで広告費をかけずに自社製品をアピールするために始めたものだが、現在では大手企業もスタントまがいの広告を掲出することもある。
成功すればリターンは大きいが、会社規模が大きくなるほどリスクも高いので、広告の中では非常に難易度が高いものと言える。
屋外広告や店舗看板でも、奇抜な色使いや形状、ネガティブなコピーなど、展開方法は色々と考えることができる
裸の人間程ではないが、現代ではカーラッピング広告などはかなりアイキャッチ効果が高い。その中でも所謂「萌えキャラ」を全面プリントした「痛車」などは人目を惹くが、嫌悪感を抱く人も少なくないので、広告としての使用は業種が絞られる。