プロモーションツールからの脱却
大学の商学部やビジネス専門学校を出た者なら多少は学んだことがあるかと思うが、看板もマーケティングツールであるため、まずマーケティングについてポイントを簡単に記す
近年「統合マーケティングコミュニケーション(IMC)」なる言葉を耳にすることが多い。
「プロモーション」は広い意味の「販売促進」であり、企業から消費者へ宣伝情報が一方的に流れるのに対して、
「コミュニケーション」は企業と消費者の相互の情報伝達が行われることが特徴であり、環境を重視したこれからのマーケティングでは必用である。
広告媒体もインターネットが大きくなり、双方向のコミュニケーション戦略が重要になってきた。
本来は純粋な「プロモーションツール」であった看板はIMCの分野では、まさにコミュニケーションの入口と言える。コンタクトポイントの最前線が看板である。
マーケティングミックスの「4P」「4C」について簡単に記す。
・Product(製品)⇔Consumer(消費者のニーズやウォンツ)
・Price(価格)⇔ Customer cost(顧客コスト)
・Place (流通)⇔ Convenience(利便性)
・Promotion(プロモーション) ⇔ Communication(コミュニケーション)
「4P」は主に売り手側の視点、「4C」は主に買い手側の視点である。