1から考えなおす看板デザイン
自己顕示欲の塊がデザイナー
点 点 点 点 点 点

コンシューマーウォンツ
デザイナーの提案を鵜呑みにするな
私の友人が「タイ料理店」を開業することになり、物件も見つかったので、知人の店舗屋さんにプロデュースを一任した。

私も看板製作を生業としているので、店舗改装中彼と色々話をする機会があったのだが、、、彼曰く「看板はいらない」と言うのだ。
確かに店の立地は悪くはないが、看板がなければ当然何のお店かわかるはずもない(後にティザー広告の項で述べる)。そして完成したそのタイ料理店は真っ白な外装にアルミのドア、歩道に面した部分は全てガラス張りだった。
「看板建築」と言う言葉もあり(建物自体が目立つ外観でアイキャッチ効果のある店舗)たしかに人目は惹いたのだが、最初に来店した客は10人連続で「美容院じゃないんですか?」とのことだった。

どうやら彼はデザイナーの言うことを鵜呑みにして、件の「看板はいらない」発言にいたったらしいのだが。
それから小さな看板を付けたりチラシを配ったりして徐々に来客は増えたが、そのお客がリピーターになることはなかった。「居心地が悪い」のである。歩道から丸見えの場所で落ち着いて料理を食べられるワケがない。
それから彼は結局自分自身ですこしずつ店舗をリフォームし、今では経営も軌道に乗ってきた。

・・・が、真っ白だった当初の店舗の面影は全くなくなっている。

まさにこれは
・Product(製品)⇔Consumer(消費者のニーズやウォンツ)
・Promotion(プロモーション) ⇔ Communication(コミュニケーション)
がまったくなされていなかった好例(悪例)である。
この場合のPはデザイナー、Cは店主であるとともに、Pが店主、Cが顧客でもある。

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